「ガスファンヒーターって、すごいガス使うんでしょ?」
と、アドバイザーやっていた頃は3人に1人ぐらいには聞かれていました。
確かに、ガスファンヒーターの
・暖かくなるまでが早い!
・給油の手間がなくなる!
・乾燥しにくい!
というメリットに魅力を感じてもランニングコストはすごく気になりますよね!?
そこで今回はランニングコストについてまとめてみました。
具体的には、
・ガスファンヒーター
・電気エアコン
・石油ファンヒーター
のランニングコストについてお話ししていきます。
最後に節約にもなるオススメの使い方もご紹介したいと思います。
今回もざっくりと要点だけをまとめた簡単なものなので、ぜひ読んでいってください(^^)
ガスファンヒーターには暖房の目安が異なるタイプが3つあります。
・20号(木造7畳・鉄筋9畳)
・35号(木造11畳・鉄筋15畳)
・50号(木造15畳・鉄筋21畳)
今回は、ざっくりまとめたいので、真ん中の35号(木造11畳・鉄筋15畳)で見ていきます。
【都市ガスの場合】
算定条件
・1kW=3.6MJ/h
・ガス料金140円/ m3
・ガスの発熱量45MJ/ m3
1時間あたり約45円
4.01Kw × 3.6MJ ÷ 45MJ × 140円
=44.9円
1日8時間使用したら約359円
44.9円 × 8時間 =359.2円
1ヶ月あたり約11,135円
359.2円 × 31日 = 11,135円
すごく高く感じますよね!
それもそのはず。この4.01Kwは1番ガスを使っている時の値だからです。
実際はずっーと最大にして暖房つけませんよね?
電気エアコンや石油ストーブでもそうですが、暖かくなると温度を下げたり火力を下げたりします。
ガスファンヒーターにはセーブ運転といって設定した温度に達すると燃焼を抑える機能もついているので、ガスの消費量も抑えられます。すなわち、ガス代も抑えられると思われます。
そしてガスファンヒーターの場合、電気でファンを回しているので電気代もかかります。
消費電力は機種によって異なりますが、だいたい20~40Wです。
電力量料金単価を25.0円/kWhとし、消費電力を30Wで計算をすると、
1時間あたり約0.75円
1日8時間使用したら約6円
1ヶ月あたり約186円
となります。
ガス代金のランニングコストと足すと、約11,321円となります。
ただし、ここで注意が2点ほど!
①ご使用条件によってランニングコストは変わります。あくまで目安として、ご参考程度にお願いします。
②プロパンガスは、ガス単価も違いますし、都市ガスに比べ2倍近く変わるということもありえます。こちらはあくまで都市ガスでのランニングコストなのでご注意ください。
電気エアコンにおいては、省エネタイプなど種類も様々あり、また室内の広さによって合わせたものが1つのシリーズでも複数あります。
今回はガスファンヒーターと同じぐらいの広さのタイプで比較したく、今回は日立から販売されているWシリーズの12畳で比較してみました。
こちらの商品の消費電力は1160Wです。(参考:日立ホームページ)
電力量料金単価を25.0円/kWhとし計算をすると、
1時間あたり約29円
1日8時間使用したら約232円
1ヶ月あたり約7,192円
となります。
こちらも暖かくなっら設定温度を下げたりすることによって電気代を抑えられることができます。
また、こちらもあくまで目安なのでご了承ください。
同じく木造12畳のタイプで見ていきたいと思います。
このタイプでの燃料消費量は0.457~0.088L/hとなっています。
(参考:Dainhchiホームページ)
この値を基に、灯油単価を100円として計算をしていくと、
1時間あたり約46円
1日8時間使用したら約366円
1ヶ月あたり約11,333円
となります。
ただし、こちらもファンヒーター同様最大値にて計算をしているので、暖かくなったから暖房を弱めるといった使い方次第で少しお安くなるかと思われます。
ただ、灯油の単価は変動するものなのでその点は要注意です。
節約になるオススメの使い方
結果をただ比較すると、電気エアコンが1番ランニングコストがかからないと出ました。
しかし、使い方によってはガスや灯油の燃費を抑えることができ、単純に最大値で計算したよりもランニングコストも抑えられるとご説明させて頂きました。
その使い方ですが、
私は電気エアコンとの併用をオススメしています。
寒い時はいち早く暖かくしたいもの。それを考えるとやはりパワフルな点火までが早いガスファンヒーターがオススメです。(灯油は給油の手間があるので…)
そしてある程度暖まってきたら、電気エアコンで維持するというのが快適さを失わずに光熱費を節約できる使い方だと思います。
冬の寒さにめげずに頑張りましょう!
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